ザリガニの鳴くところ【書籍】
もくじ
※この記事はネタバレがあります。
こんにちはtakaです。
僕が大好きな小説があります。
それが「ザリガニの鳴ところ」です。
どんな小説か。
人生において様々な学びがこの小説には詰まっています。ひとりのとても幼い少女の人生を描いているのがこの小説です。
そして僕はこの小説に大きな共感と感銘を受けました。
素晴らしい小説であると思います。なのでここで紹介したいと思いました。
この小説が素晴らしいことを説明するには内容を話さなくてはいけません。
なので内容を知りたくない方はこの先は読まずに本を手に取って頂けたらと思います。
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ではこの小説はどんなものかを説明していきたいと思います。
冒頭を説明します
『 ある湿地に古びた家に数人の家族が住んでいました。
そこに母親はいなくて、父親と子ども達だけです。
父親は子どもに暴力をふるいます。
耐えかねた子どもはひとりまたひとりと家を出ていきます。
そして父親までもが家をでていってしまい、ひとりとても幼い少女だけがそこに取り残されます。
近くに町もあります、湿地にも訪れる人も少しだけいます。
しかし少女は幼すぎる故に、何をどう選択したら良いのかがわかりません。
そして少女は父親の残した船を使って食料をとって自給自足の生活を始めます。 』
これが冒頭の内容です。
ここだけでもかなり衝撃的ではないでしょうか。僕はかなりのショックを受けました。
なぜならこの冒頭は非現実的な問題ではなく現実的に起こりうる、起こった内容だからです。
とても再現性に優れた内容でした。
この物語の主人公の少女は更なる生涯にぶつかっていくこととなります。
さらに物語のあらすじを説明していきます。
少女は人生を全うする
結論として少女は人生を全うします。
人並みには幸せに生きることができたのではないでしょうか。
好きだった人と結婚もして長生きして静かに眠りにつくのです。
しかし物語はとても穏やかなものではありません。
なにが穏やかではなかったのか。
それは彼女が人殺しであったということです。
そしてそれが発覚したのは彼女の死後なのです。
人殺しであったことは彼女のメモを夫が発見したことで発覚しました。
夫は事実を知ってこの先どうしたらいいのか。
彼女はなぜメモを残したのか。
残さなければ誰一人として知ることのなかった事実なのに。
こういった人間の内情を現実的に描いているのです。
だからこそとても興味深い本です。
ここまであらすじを書けば十分かと思います。
興味を持ってくれた方がいれば是非読んでほしい一冊です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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